
こちらの作品の舞台は文明が崩壊した終末世界です。
主人公は黒髪に二つ結び、常に冷静なチト。
そんなチトとは逆で、金髪の髪を持ち楽観的な性格をもつユーリ。
主人公の彼女らは突如迷い込んだこの世界で、ケッテンクラートと言われる乗り物に乗りこの終末世界を移動していきます。
ある時は食料を求め、またこの世界の果てに何があるのかを見るため、彼女らはさまよい続けます。
チトとユーリは何と出会い、この世界の果てに何を見るのか、それが楽しみになってくる物語になっています。
当記事では、少女終末旅行の原作漫画を全巻(既刊5巻現在)読んでいる私が、続きが気になって仕方ない読者やアニメ視聴者に向けて作中で気になるであろう点をネタバレ解説していきます。
物語内の結果や伏線など、気になる点があった時にお役立て下さい。
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目次
おおまかなストーリー展開
終末世界で迷い、外の世界と食料を探すチトとユーリ。
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外に出ることができ、固形食品を手に入れ、先を進む彼女ら二人。
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彼女らは、カナザワという初めての生存者と出会う。同じように上をめざし、また二人だけの旅を続ける。
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カナザワがくれたカメラで写真を撮りながら、次の生存者イシイと出会う。
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イシイと別れた後、彼女が教えてくれた食料の在処まで移動し、固形食品の工場へとたどり着く。
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その先の墓でユーリが歌のようなものが聞こえる変な機械を拾う。
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チトとユーリはその先で、“ヌコ”という謎の生物と出会う。
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愛車であるケッテンクラートが故障。その後歩いて最上を目指す。
↓
続く
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終末世界とはなんなのか?世界観について
文明崩壊した世界のことである。
チトとユーリがこの場所にいる理由は、二人を育てたおじいさんに言われたからである。
この崩壊した世界で彼女らは、飲み物や食料、兵器も見つけ、またロボットや未知の生物とも出会う。
そして、彼女らはが生きる世界にはほとんど残っていないと言われる、本も大量に見つけており、神らしきものや墓のようなものも発見している。
黒髪の少女チトと金髪の少女ユーリたちの目的地と最上階について
基本的には、食料や暖かい場所を求めながら、一番上の場所を目指している。
一番上層階に何があるのかは既刊5巻現在では不明。
一番上を目指している理由は、チトとユーリの育ての親と見られる、おじいさんがその場所に行けと言ったからである。
下層では食べ物が尽きようとしていたので、上層に行けと言ったのはそういった理由もあると思われる。(推測)
この物語の時代はいつ?
チトもユーリも第一次世界大戦にヨーロッパで用いられた古い装備を身につけている。
しかし、カナザワからもらった写真機をつかい二人で写ったとき、西暦3230年となっている。
なので、この話は1000年以上未来の話だと思われる。(推測)
だが、どういうわけか人間以外の生き物はのこっていないし、彼女らはチョコレートの存在も知らなかった。
チトとユーリは何者なのか
お互い父母の話は全くしない。
チトとユーリはともにそのおじいさんに育てられていた。
彼女らが着ている戦闘服を用意したのも、運転を教えたのもおじいさんである。
昔の話をするのは主にチトのみ。
だが、ユーリも思い出して寂しさを感じたり、懐かしさも感じている。
戦争が始まったため、おじいさんが二人を逃がそうと思ったと考えられる。(推測)
おじいさんは、チトとユーリの二人だけの方が食料的な面から見ても生きる可能性が高くなると判断し、その場に残っている。
その後の安否は既刊5巻現在不明である。
おじいさんの正体とは
分かっていることは、チトに知識を与えたり、彼女らに鉄砲を含む装備を与えている。
そして一緒に暮らしている頃は、住まいを共にし食も与えている。
だが、チトとユーリが兄弟という記述はないため、血縁関係ではないとみられる(推測)
何処の国で暮らしているのか、名前や仕事などは既刊5巻現在では不明である。
おじいさんから渡された鍵について
どこの鍵なのか、既刊5巻現在不明。
チトとユーリがおじいさんに言われて向かった配管置き場に行くための鍵なのか、最上層で使用するのかすら不明。
だが、イシイやカナザワといった他の人間も入ってきているため、配管置き場に入るために鍵を使う可能性は低い。
そのため、おじいさんが話した塔の上で使用するのだと思われる。(推測)
なぜ乗り物の運転はチトのみなのか
既刊5巻現在だと、ユーリが運転したことがあるのは、チトが足を怪我した非常事態のみである。
おじいさんにユーリも運転を教わっているはずだが、ユーリはほとんど忘れてしまっているらしい。
チトもそんなユーリに運転させるのは怖いため、基本はチトが運転している。
終末世界にチトとユーリ以外の人間は存在するのか
既刊5巻現在では二人の人間に出会っている。
一人目はカナザワという名の眼鏡をかけた青年。
終末世界の地図を書くことで生きる意味を見いだしており、その後書いてきた地図が落ちてしまったとき、僕も一緒に落ちると言ったほど。
二人目はイシイという名の女性。
彼女は飛行機を作り上げ、その飛行機で飛ぶことに終末世界での長い時間を費やしてきた。
だが、彼女の作った飛行機は飛ばず、砕け散ってしまった。
笑っているイシイを見てユーリは、「絶望と仲良くなった」とイシイのことを評していた。
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少女終末旅行を読んでみての感想
こちらの作品は新日常系といわれるだけあり、さらっと読むことができて、大人から子供まで幅広い年齢層の方に読んで頂ける作品になっていました。
そして二人の友情に心が暖かくなったり、たまに会えた人との別れに少しの孤独を感じた物語でした。
不思議な世界観で生きている彼女たちなのですが、二人が思ったことは私達が一度はかすめたことがある思いでしたね。
生きているのかタヒんでいるのかわからない不安感、もしも一人きりになったらどうしようという焦り。
また、「絶望と友達になった」というユーリの言葉が、どことなく胸に響きました。
普段はおちゃらけているユーリでも、人間的な部分がたまに垣間見れて、そこも面白いポイントの一つでした。
終末世界で会った人間、そして他のロボットさえも絶望を感じていました。
この少女たちが最後に抱くのはどういった感情なのか。
まだ謎が多く残る作品ですが、その全貌を見れる日が楽しみです。

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コメント
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原作は読んでませんが、ユーリとチト、ユーリイ・ガガーリンとゲルマン・チトフは最終的に宇宙へ飛び立つのではないかと。
鍵は車のカギです 貰ってすぐ使ってます
突如迷い込んだ?