
今回の会議参加者
いかあくま | ピョン2号 |
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考察者 | 初心者 |







目次
僕だけがいない街(僕街)のネタバレなし解説&考察記事まとめ


・僕街1「リバイバル能力と発動条件」
・僕街2「推理開始!1988年の状況と雛月」
・僕街3「八代先生とユウキさんと雛月母」
・僕街4「雛月事件の容疑者を整理」
・僕街5「アイリと雛月と八代の関係」
・僕街6「犯人がアイリを狙った理由とは?」
・僕街7「ケンヤは何者?」
・僕街8「真犯人は誰だ!?」
・僕街9「八代の車の中の飴」
・僕街10「真犯人の疑わしかった点」
・僕街11「タイトルの意味」
・僕街12「総評」
「僕だけがいない街」のキャラ名

名前 | 呼び方 | 特徴 |
---|---|---|
藤沼 悟 | 悟 | 副業漫画家でリバイバル能力者 |
藤沼 佐知子 | 母さん | 悟の母。 |
白鳥 潤 | ユウキさん | 犯人として逮捕された青年 |
片桐 愛梨 | アイリ | 高校生で悟のバイト仲間 |
雛月 加代 | ヒナ月 or 加代 | 最初の被害者 |
小林 賢也 | ケンヤ | 観察力が高いアジト仲間 |
修 | オサム | ドラクエ好きのアジト仲間 |
カズ | カズ | シューティング好きのアジト仲間 |
杉田 広美 | ヒロミ | 三人目の被害者。中性的な男子でFF好き | 美里 | 美里 | 雛月を陥れようとする意地悪女子 | 中西彩 | 中西彩 | 二人目の被害者。隣の小学校の生徒 |
八代 学 | 八代先生 | 悟のクラスの担任教師 |
高橋店長 | 店長 | ピザ屋の店長 |
北丸久美 | 久美ちゃん | 悟のリハビリ仲間 |
澤田 真 | 澤田さん | 佐知子の元同僚でジャーナリスト |
※以降、ネタバレしまくりにつき要注意!
「東京・埼玉連続幼女誘拐サツ人事件」とは?
ピ:この事件、20代の若い人は知らない人が多いんじゃないかな……。
い:1988年から1989年にかけて東京都北西部および埼玉県南西部で発生した、幼女を対象とした一連の事件。
詳しくはwikiあたりで調べてみよう。※胸糞悪い事件なので自己責任でお願いします。
ピ:この事件以来、「オタク」という人種についての偏見がひどくなったといわれているね……
い:異常なセイ犯罪を犯すのは「オタク」という異常で子供っぽい趣味を持った連中だ、という偏見は今も残り続けているね。
セイ的暴行を含む事件が解決した時、「犯人の部屋から~~の漫画・アニメ・映画・雑誌が出てきた」なんて報道が起こりやすくなってしまったのもこの事件の影響だろうね。
ピ:嫌な……事件だったね……
い:2000年代に「電車男」が映画化された時ごろからオタクについての偏見は徐々に減ってきた。
いまじゃ「クールジャパン」なんて言われて国家戦略に組み込まれていたりするから世の中わからないもんだよね。
ちなみに実際に2000年前後に中高生だったアニメファンは、「アニメ見てるとかオタクかよ!」って言われた人も多かったと思うよ。
ピ:いまでもドラマや映画と違ってアニメの話はなかなか話題にしにくいよね……
1980年代における「幼児へのセイ的暴行事件」の認識
い:昭和後期まで、こういう事件は「変質者が犯す犯罪」であるとされていた。
具体的には「無職で醜く太った中年男性による犯行」みたいなステレオタイプなイメージしかなかった。
もちろんそのような事件もあるだろう。そしてそういう事件の方が数が多かったんだろう。
だけどそうではないちゃんとした身なりの犯人もいたはずなんだけど、この手の事件はステレオタイプな犯人しか報道されないものだった。
ピ:社会的地位のある家庭は、そういう犯罪を加害者も被害者も隠そうとするのが普通だったのかもしれないね。
い:実際に「東京・埼玉連続幼女誘拐サツ人事件」は当初、被害児童の体が見つからなかった事から、セイ的暴行を目的とした犯罪だとは思われていなかった。
この女児を次々と誘拐していくイメージにしっくりくる人物像は「誘拐魔」だった。
この事件の犯人は、「自分は子供を産む事ができない女性で、子供がうらやましくて誘拐してコ口した」という内容の手紙を、被害女児の骨と一緒に新聞社に送っている。
これにより犯人は「事件の犯人は20代後半以降の女性である」というような印象を世間に植えつけることに成功した。
ピ:ある意味で、さっき紹介した「オタク差別」はこの事件の反省ってことなのかな?
ステレオタイプな犯人像がもうひとつ加わっただけのような気もするけど。
でもこれ、「僕だけがいない街」とどういう関係があるの?
い:「僕だけがいない街」では、当初から「女児を狙った変質者の犯行」というように認識されていたから、そういう共通点は少ない。
だけど、「容疑者の部屋の本棚が状況証拠として提出されてる」というのは興味深い共通点だと思うよ。
ピ:ふむふむ。
い:「東京・埼玉連続幼女誘拐サツ人事件」では容疑者の部屋から「児童●ノレノ」が出てきたのは有名な話だよね。
だけど当時、通信販売等の手段で誰にでも手に入るようなものだし、法に触れていない書籍として発行されていた以上は一定数の読者はいたんだろう。
「僕だけがいない街」でユウキさんがそういう書籍を持っていることはそれほど不思議な事ではないと僕は思う。
※「東京・埼玉連続幼女誘拐サツ人事件」の犯人は大量のビデオテープを持っていたことでも有名だけど、「児童●ノレノ」はそれほど本数がなかったらしい。
ピ:やっぱりネットが普及してないから、嗜好書籍もだいたいの人が持っていたってことだよね。
「東京・埼玉連続幼女誘拐サツ人事件」との共通点は?
い:1988年に女児のみをターゲットにしたセイ的暴行サツ人事件であるということと、犯人の自室から特殊なセイ的嗜好を持つ書籍が見つかった事だね。
あとは「僕だけがいない街」中に出てきた本によると「昭和最後のシリアノレキラ一」って呼ばれているところも。
ほかの類似点として、「犯行中に被害者の撮影を行っている」という点があるんだけど……
実はこのあたりはたかしくんに推理させようと思っているのでここまでにしとくね。
ピ:事件内容としてはそれほど類似点がないってことかな?
い:うん。「僕だけがいない街」では真犯人はターゲットに対して入念な調査をしていたけど、現実の事件ではそういうことはなく行き当たりばったりだった。
むしろユウキさんの方が犯人像としては近いと思うよ。
ピ:それじゃ、なんでこの事件を引き合いに出したの?
い:実はこの事件、根強く「冤罪説」があるんだよね……
僕は全く信じていないんだけど、もし仮に別の真犯人がいるのだとすれば、人物像は「僕だけがいない街」の真犯人のような狡猾な人物だろう。
ピ:「僕だけがいない街」でも「冤罪」が大きなテーマだからね……
閉会式





・僕街ガチ考察①「現代視点での犯人考察」
・僕街ガチ考察②「”ひぐらしのなく頃に”との類似性」
・僕街ガチ考察③「元ネタとなった事件との類似性」
・僕街ガチ考察④「本当に1クールでアニメを完結させられるのか」
・僕街ガチ考察⑤「警察が無能すぎる件について」
・僕街ガチ考察⑥「アニメ版で省かれるエピソードを予想」
・僕街ガチ考察⑦「悟とアイリの関係は恋愛?」
・僕街ガチ考察⑧「西園議員の軌跡」
・僕街ガチ考察⑨「真犯人の犯行手順まとめ」
・僕街ガチ考察⑩「サブタイトルに込められた謎」
・僕街ガチ考察⑪「原作とアニメの違いまとめ」
僕街ガチ考察⑫「原作8巻ネタバレとアニメ版との比較」
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