乱歩奇譚アニメ第8話を解説&考察!トリックや数式の欠陥について

乱歩奇譚8話 考察
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今回の会議参加者

ピョン2号 たかし
ピョン通常 たかし通常
考察者 初心者

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乱歩奇譚(らんぽきたん)の第八話、解説はっじめるよー
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m9(^Д^)推w理w全w外wれw
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たかしくんその顔文字よく似合うね……
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今週は原作比較ないけど大丈夫?
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そうだね。今回は推理もそうだけど、ちょっとツッコミをいれていこうかなと思ってる。
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それじゃ、今週もよろしくお願いします。

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乱歩奇譚のキャラ名復習

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それじゃいつも通りキャラ名をわかりやすくしておこう。
名前 呼び方 特徴
コバヤシ コバヤシ少年 13歳の主人公
アケチ アケチ探偵 17歳の天才高校生探偵
ナミコシ ナミコシ アケチ探偵の親友
ハシバ ハシバ生徒会長 14歳の財閥御曹司
ナカムラ ナカムラ警部 38歳の刑事
ハナビシ ハナビシ新担任 32歳の新担任
ミヤノ ミヤノ警官 パノラマ島の警官
ツノダ ツノダ現場監督 パノラマ島の建設責任者
ヒガシコウジ ヒガシコウジ事務員 パノラマ島の事務員で今回の犯人
コモダ コモダ会長 コモダコーポレーション会長
ヒトミ ヒトミハイパーメディアアートプロデューサー 芸術家崩れ
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続いて本編あらすじ。

乱歩奇譚第8話のあらすじ

乱歩奇譚 アケチとナミコシ

『どうだい?明智君』

『無茶だが嫌いじゃない。複雑系…カオス理論か?』

乱歩奇譚 ナミコシ

『うん。でも少し違う。アプローチのしかたはそれだけど僕の計算式が目指すところは未来の確定だ。僕はラプラスの悪魔をつくりたい』

乱歩奇譚 アケチ子供

『ならまず名前を付けろ。お前だけの悪魔ならよそから借りるのは道理じゃないだろ』

乱歩奇譚 アケチナミコシ

『じゃあこういうのはどうかな?僕のつくり上げる法則、黒い世界を照らすもの。暗黒星』

乱歩奇譚 アケチ推理

アケチ探偵の推理によると、この事件はサツ人事件であり、かつ犯人はもうわかっていて、あとは動機だけだったという。

乱歩奇譚 歯車つぶし

事務員のヒガシコウジチヨコが発注の折にあえてもろい鋼材を選んだことが発覚。

狙った時間に崩落させることができるのかと問うハシバ生徒会長に、いくらかの数学の知識とPCがあれば事足りるとアケチ探偵。

乱歩奇譚 ヒガシコウジ

コバヤシ少年はヒガシコウジ事務員が綺麗な身体しているという。マネキンはすべてヒガシコウジ事務員の身体と顔をモデルにしているらしい。

乱歩奇譚 ヒガシコウジマネキン

マネキンが嫌だった、気持ち悪かった、それに何より耐え難い苦しみだったというヒガシコウジ事務員。

乱歩奇譚 献花

一日二十時間以上の労働とあばら家同然の寮で、友人の雪子が過労タヒしたと告白するヒガシコウジ事務員。

乱歩奇譚 アケチコバヤシハシバ

この事件は二人の悪魔を一人の女が倒したという単純な事件であり、最初からわかっていたというアケチ探偵。

乱歩奇譚 手錠

コバヤシ少年『伝えたかったんだよ。あれは奇麗なものじゃなくて気味が悪いものなんだって』

乱歩奇譚 アケチ決意

アケチ探偵『二十面相は全て俺が潰す』

乱歩奇譚 アケチ回想

自分はコバヤシ少年とハシバ生徒会長のような喧嘩を一度しかしたことがなかったというアケチ探偵。

乱歩奇譚 勉強アケチ

知能が高すぎて大人ですら自分についてこれなかったが、ナミコシだけは違ったというアケチ探偵。

乱歩奇譚 勉強アケチナミコシ

初めての対等な存在。対等な知能。二人でなら世界を変質できるとナミコシ。

乱歩奇譚 ドクロ

世界にはびこる邪悪の全てを打ち倒す仮面の怪人。暗黒星から生まれ落ちた象徴そのもの。人形の現象。その名は…二十面相。

乱歩奇譚 ナミコシドクロ

現象は加速する。フォークロアにすぎないそれを匿名の断罪装置として人々が利用することで。

不可能犯罪さえなし得る正義の怪人が生まれていく。彼に倒せない悪はない。

乱歩奇譚 向かい合い

数式は失敗作だというアケチ探偵。二人のすべての結晶だというナミコシ。

乱歩奇譚 燃えるナミコシ

最初で最後の喧嘩だったというアケチ探偵。

乱歩奇譚 3年前の事件

3年前の新宿での焼身自サツ……

乱歩奇譚 二十面相

それからすぐに仮面の怪人は再び姿を現した。第2第3の二十面相。なり損ないの模倣者ども。

そして俺は全てを捕まえると決めた。増殖する二十面相は全て俺が潰すというアケチ探偵。

乱歩奇譚 本アケチ

タヒ者のために生きている人間ができることは何一つない。俺は自分のエゴで二十面相をつぶすというアケチ探偵。

推理と演出についての考察

犯人とトリック

:m9(^Д^)

:犯人考察は大失敗。
この事件は誰にも解けないし、トリックも現実では実行不可能だよ。

:数学の知識とPCがあればできるってアケチ探偵が言ってたけど。

:絶対に無理。
人形みたいに重心が複雑な大質量が崩壊するのを計算することはできない。
天候や湿度や温度や風や室内の空気の流れ、ついでに地震の有無や工事中の不確定要素のすべてを引数に入れても時間単位での指定は絶対にできない。
このレベルの未来予測なんて誰にもできるわけがないよ。

:でもコバヤシ少年とアケチ探偵はできるって……

:それを成立させるためには、例えば下記のような描写が必要になる。
・コモダとヒトミは毎日決まった時間に人形を愛でる OR 人形に囲まれて寝るような生活をしている
・夜にだけ不良部品に負荷を掛け続けるような仕組みを犯人が構築する。
・事務員が人命に関わる部品調達を任される訳がないので、不良部品はこっそり混ぜる

:うーん、ヒガシコウジさんもナミコシくんと同じぐらい数学の天才だったとかはどう?

:いや、それよりももっと説得力を持たせる方法がある。
「暗黒星」プログラムは自動的に日本中の未来予測可能な事象をインプットして、その未来予測を元に考案される完全犯罪手法を怪人二十面相名義で自動的にSNSに垂れ流していたってのはどうかな?

:おー!それいいじゃない!

:せっかく未来予測の王道、ラプラスの悪魔を出してきたんだから、こういう演出があればよかったのにね。
そしてアケチ探偵の「数学の知識とPCがあれば」発言さえなければこの設定で脳内補完できたのになぁ。

:そもそも「未来予測」と「悪の断罪」って繋がりがまったくわかんないんだよね……

犯人について

:ヒガシコウジさんが積極的にした事って部品の誤発注だけだよね?
これって自白しなかったら罪軽かったんじゃ……

:故意にしろ過失にしろ、不良部品を発注して会社に損害を与えてるので、例え人が下敷きになっていなかったとしてもヒガシコウジさんはまず間違いなく懲戒解雇+刑事訴訟+民事訴訟コース。
そして事務員の部品発注チェックをしていないコモダ建設もアウト。
下手すれば業務上過失致タヒ罪が会社にも適用されかねないレベルだね。

:崩落原因は警察がすぐ調査しただろうし、すぐ捕まってたってことだね。

ブラック企業再考察

:結局今回の犯人の動機はブラック企業の待遇ってことになるのかな?

:主な理由は友人の敵討ちだから、そうなるかな。
ヒガシコウジさんがどういう契約をしていたのかはわからないけど、奴隷契約みたいなもんだろうね。
しかるべきところに相談するなり訴えるなりすればよかったのに。
ふつう、企業の代表が公式にセク八ラを容認していたなんてことがバレたら大変な事になる。

:なんでブラック企業って元社員から訴えられないの?

:世間的には、社員は嫌なら辞めればいいだけだからね。
企業が労働者を解雇できるのと同様に、労働者にも自由に職を辞める権利がある。
企業相手の裁判は時間もお金もかかるし、再就職先を探しながらするのは至難の業なんだろうね。
そして日に20時間労働なんてふざけた勤務体制で身体を壊すぐらいなら、絶対に会社を辞めたほうがいい。
日本には400万社以上の企業があるんだ。
そのブラック企業でなければ生きていけないという強迫観念を持つ事はないよ。
自分に自身がないなら努力して資格取ったり、コミュ障を直す努力をしたりすればいい。
これは部活や学校でも同じ事。
仕事や人間関係が原因で自ら命を絶たないといけないケースなんて、この世には絶対にありえないし、ましてや誰のためであれ身体を壊すまで仕事を頑張る義務はない。

:大人って大変なんだなぁ……

:そう。中学生や高校生ぐらいではわからないかもしれないけど、大人はたいていまともに働いているし、何かしらの我慢をしながら生きているんだ。

手塚雪子の元ネタは?

:先週紹介した「青銅の魔人」に出てくる8歳の少女。
戦前に金持ちだったが、三十代で招兵されて五年間ほど戦地で苦労した手塚龍之助の娘。

:病弱なの?

:いや、そんな描写はなかったように思える。
ちなみに兄は手塚昌一で13才。

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ナミコシ考察

量子力学とラプラスの悪魔とカオス理論

:あの数式よくわかんなかったけど、数学を究めれば世の中を完全に予測できるってことなの?

:そういう風に思ってた時期が、人類にはあったんだ。
未来予測は古来、ニュートン物理学の概念が生まれた時からの人類の宿願だったとされる。
原子や粒子の動きの一つ一つの動きを確定させて明らかにすれば、任意の時間に何が起こるのかを完璧に予測できるはずだ、というようにピエール=シモン・ラプラスという学者が考えた。
「原子や粒子の動きの一つ一つの動きを確定させて明らかに」することができる超越的存在として、「ラプラスの悪魔」という概念が提唱された。
そしていつか必ずそれは実現されると思われていたんだけど、量子力学の発展によってそれは不可能であると証明された。
「原子や粒子の動きの一つ一つの動きを観測する」という行為そのものが対象に影響を及ぼすからだ。
例えば光が一切ない暗闇では光学的な手段で原子を補足することはできないので光を当てる必要があるけど、その光が対象に影響を及ぼしてしまうならば、未来予測なんてできないよね?

:三行でオナシャス!

:・ラプラスの悪魔がいれば未来予測できる?
・ラプラスの悪魔が観察対象に何も影響を与えないわけないんだよなぁ……
・やっぱ未来予測って無理だわ。量子力学万歳。

:そういえばガンダムUCにも出てきたよね、ラプラスプログラム。

:あれは未来予測が不可能であることを逆説的に捉えて、「未来には無限の可能性がある」という意図をこめたんだそうな。
小説第一巻冒頭かアニメ第一話冒頭を見てみるといい。
あとカオス理論は何度説明を聞いてもよくわからんので、ピョン2号には説明不可能です。
劇中ではカオス理論を使えば量子力学と折り合いをつけてラプラスの悪魔が作れるかもしれないって話だってことだけ理解していればいいと思う。

数式の致命的なミスとは?

:未来を完全予測することができない致命的なミスってなんだったんだろうね

:さぁ……そもそも量子力学とどう折り合いをつけるのかは、凡人であるピョン2号にはわからない。
だけど、あえて予想するならば「人間の不安定さ」についてじゃないかと思うよ。
原作の明智小五郎の推理方法は、「動機から犯人や犯行を推測する」というものなんだ。
人間を深く考察することで、その人間の考えている事を当てようとする手法。
現実に可能かどうかはともかくとして、人間の行動には必ず背景があるし、偶発性の出来事もあるし、常人には理解できないこだわりがあることもある。
こういった人間的要素を引数に入れる事を忘れていたんじゃないかなぁとピョン2号は思う。
世界には72億の人間がいて、それぞれが自分の思考を持っている。
72億の人間の考え方をすべてインプットしておかないと、未来予測なんてできないんじゃないかな?

:人間の考え方は数式にできないからしょうがないね。

ナミコシくんの元ネタは?

:浪越警部。江戸川乱歩の「暗黒星」という小説から来ている。
原作以上にドラマ版の荒井注の演技が有名。
ちょっと抜けた警部なので、金田一少年の事件簿の剣持警部を思い出せばいいかな?
※もしコメントで補足してくださる方がいたら大歓迎です!

:暗黒星ってなに?
さすがに元ネタあるよね?

:これももちろん江戸川乱歩の「暗黒星」という小説から来ている。
今回の話とは関係ないからあらすじは省くけど、「近くにあっても気付かない。光を発さない星」という意図のネーミング。
※もしコメントで補足してくださる方がいたら大歓迎です!

:コメント稼ぎ乙ww

回答二十面相のコーナー

ぴょん氏のコメント

アニメでパノラマ島は「三重県」にあるってでてたけど、乱歩は三重県の鳥羽造船所で働いてたことがあって、そのとき海に見える島々を舞台にパノラマ島を書いてるんで、これも原作リスペクト

:コメントありがとうございました!
ほかにも気づいたことがあればぜひご指摘ください!

:あれ?原作では三重県確定してないの?

:うん、原作だとM県だからね。
夏目漱石がそうしたように、人名や県名の頭文字だけを取って匿名性を出す方法が当時の文壇で流行ってたんだろうね。

:へぇ……当時の人にとってアルファベットはハイカラだったのかな……

:電人Mとか鉄人Qとか、乱歩は割りとこういうネーミングセンスが好きだったのかも。

ナカヤマ氏のコメント

:毎度、乱歩に対する熱い愛を感じるコメントをありがとうございます!

:ナカヤマ氏はピョン2号よりも江戸川乱歩に詳しそうだよねwwいつもありがとうございます!

探偵ものとしては邪道かもしれませんが、犯人は新キャラの二十面相(OPに出ていた羽根飾りの人)と考えます

 
:そうそう。
OPの登場人物の中で唯一正体が確定していないので、OPを見ながらいつも気にしてたw

:予告を見る限り、来週あたりにそろそろ出てくるかもね!

暴徒からアケチが二十面相事件を片っ端から解決している理由も、二十面相に紛れた旧知の人物(回想に出てきた友達?)を虱潰しに探しているのではないかと
そのアケチの活躍を見た二十面相が返礼と言う形で挑戦状を送ったのではないか?

 
:非常に惜しい推理!

:前回の回想に出てきたのはアケチ探偵じゃなくてナミコシくんだったのか!
気づかなかったw

:個人的にはアケチ=スザクでナミコシ=ルルーシュが思い出される。
対立しながらも世界を変えていく事を目指す二人。
そしてナミコシ=ルルーシュは世界を革新することに成功(?)し、自ら命を……
もうあれも6年前になるのか……(遠い目)

「蜘蛛男」に出てきたパノラマ館では、49体の女の人形を誘拐した女性たちに置き換えて毒力゛スでタヒ体にして飾ろうとする計画がありました

 
:そうそう。パノラマ館は乱歩作品には本当によく出てくるんだよね。
明治後半ぐらいには相当人気のある娯楽施設だったみたいだから、遊園地感覚だったのかも。

:そして乱歩は人間のタヒ体を飾るの好きすぎるww人間椅子ってアニメ版の方が乱歩作品として自然なんじゃないの?

:ピョン2号も同意。
そして乱歩ファンにそれを言わせたらもうアニメスタッフの勝ちでいいよねw

ヘリオガバルスの名前が出てきましたが、なんとなく今回女装姿ではしゃぎまわっていたコバヤシ少年の方がよほどヘリオガバルスぽいと感じました

 
:絶対に水着回だと思ったけど裏切られたw

:せめてハナビシ新担任がいるときにやってほしいw

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閉会式

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今回はここまで。
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今回はピョン2号が語りっぱなしだったねw僕ほとんどしゃべってないw
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まぁ、社会人じゃないとわかんないことだらけだったからね、次は語らせてあげるよ!
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来週も考察みてね!
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コメント

    • ナカヤマ
    • 2015年 9月 01日

    いつも拝読させていただいております。先週は放送がお休みでしたのでのんびりしておりました
    こちらも予想は大外れでお恥ずかしい限り。深く考えすぎてしまったみたいで。

    ピョン2号さんが以前おっしゃっていた「乱歩らしい作品になるように動機を推理することが許される」事が改めて重要だと思い知らされました
    江戸川乱歩自身は後期にて探偵小説の随筆や評論を数多くまとめていますが、自身は長編連載において謎解きの理知的な興味より幻想怪奇の資質が勝っている事に悩んでいたみたいです
    「探偵小説読者にはバカバカしいような冒険怪奇小説でしかなかった」「虚名大いに上がる」など自己を厳しく評価していました
    あまり近代の本格推理に拘る必要は無いのかもしれませんが、今回の考察の様に「実際ならこうである」所をどういった独創解釈で押し通すかを見るのも楽しみ方の一つと言えるかもしれませんね

    それと、乱歩作品は昔は一読者として目を通していたのですが、本格的に読み返すようになったのはここ数カ月前の事です
    「大暗室」とハナビシ先生の元ネタはこちらの考察で知りました
    今後も勉強させていただきます

    パノラマ島の全景が大きな花に見えるというネタは使われませんでしたが、乱歩奇譚のスタッフにより書き起こされた光文社文庫版の表紙ではその花を見下ろすコバヤシ少年と花の下で体を広げる黒蜥蜴のイラストがあります
    おもえばこの遠大な絵もミスリードを誘ったのかも……(八つ当たり)

    • アニゴエBOSS
      • アニゴエBOSS
      • 2015年 9月 01日

      >いつも拝読させていただいております。~深く考えすぎてしまったみたいで。

      いつもコメントありがとうございます!
      ネットを見る限り、素人探偵の予想が当たっていた人はほとんどいないっぽいですね。
      いやはや、精進精進。

      >ピョン2号さんが以前おっしゃっていた~楽しみ方の一つと言えるかもしれませんね

      乱歩は推理小説家としての自分と、怪奇小説家としての自分の間で悩みぬいていたことが分かりますね。
      同時代にもっと推理作家がいれば、あるいはあと10年遅く生まれていればと思う事もなくはないですね。
      現代人が好きな推理小説家としてドイルやクリスティを挙げる事はあっても、乱歩を挙げることは確かに少ないです。
      ただ、現代人が乱歩に求めるのは「推理小説家として」ではなく「乱歩らしさ」なのではないかとも思うのです。
      その意味において、きわめて後世の評価に恵まれた作家だと私は思います。

      >それと、乱歩作品は昔は一読者として目を通していたのですが、~今後も勉強させていただきます

      こちらも詳しい友人経由で見聞きした事も多く、100%自分の知識というわけではないのですが、
      なるべく今後も楽しんでいただけるようにがんばって考察します!

      >パノラマ島の全景が大きな花に見えるというネタは使われませんでしたが、~ミスリードを誘ったのかも……(八つ当たり)

      あ、そんなのもありましたね!今後とも考察のフォローをしていただけると助かります!(ピョン2号)

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解説・考察隊メンバー紹介

解説&考察作品


アニゴエBOSSBOSS
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視聴済み一覧

-解説考察作品-
2015春
血界戦線
シドニアの騎士
パンチライン
プラスティック・メモリーズ

2015冬
アルドノア・ゼロ
艦これ
クロスアンジュ
蒼穹のファフナーEXODUS
デス・パレード
東京喰種√A
ユリ熊嵐

ハチマキ
ハチマキ
-解説考察作品-
2015秋
鉄血のオルフェンズ

2015夏
がっこうぐらし

2015春
俺ガイル

いかあくま
いかあくま
-解説考察作品-
2016春
ガンダムUC RE:0096

2016冬
僕だけがいない街
おそ松さん

2015秋
櫻子さんの足下には~

2015夏
乱歩奇譚

大石陽
大石陽
-解説考察作品-
2015秋
すべてがFになる

まこ
まこ
-解説考察作品-
2015秋
終物語

えふくら
えふくら
-解説考察作品-
2015秋
コンクリート・レボルティオ

ピョン
ピョン3号
-解説考察作品-
2015夏
六花の勇者

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