
今回の会議参加者
大石陽 |
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考察者 |







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『すべてがFになる』キャラクター名復習
名前 | 呼び方 | 特徴 |
---|---|---|
真賀田四季 | 四季 | 黒髪ロングヘアの天才 |
真賀田未来 | 未来 | 真賀田四季の妹 |
国枝桃子 | 国枝助教 | 犀川研の助教 |
儀同世津子 | 世津子 | 犀川と親しい雑誌記者 |
呉 | 呉さん | 犀川研の院生、留学生 |
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『すべてがFになる』のアニメ第九話をネタバレ解説&考察
儀同世津子が見たもの
この第九話では、犀川研の面子と入れ違いで、儀同世津子が島にやってきた。
上の画像は、そのときのことを萌絵と話す場面だ。
萌絵は二人で来たと言い張っていたが、世津子は犀川研の学生に見覚えがあったためバレてしまうというシーン。
犀川研は、工学部建築学科の中でも、デザインなどではなく構造系で、あまり女子学生からの人気はないようで、留学生の呉さん以外はみな男子学生だ。
儀同世津子は、「女性がふたりいて、あとは若い男の子ばっかり」と言っている。
ここで注意しないといけないのは、「女性がふたり」という言葉である。
もちろん、ひとりは世津子自身が道を尋ねた呉さんだ。もうひとりは、普通に考えれば国枝桃子助教であろう。
だがちょっと待ってほしい。
国枝助教は、この画像で先頭を歩く麦わら帽子の人物だ。
たびたび男と間違えられる役柄で、アニメでは省略されているものの、この本編でも、短編集でも男だと勘違いされるシーンがある。
儀同世津子が国枝桃子を知っているのであれば、彼女を見た時点で犀川研が島に来ていることはわかるわけで、道を尋ねる前に犀川先生がいるかを質問するのが自然だ。
また、助教である以上引率者であり、質問するなら彼女が最適任であるが、儀同世津子は国枝桃子ではなく、学生の中で最も年長の川端に声をかけている。
このことから、世津子は国枝助教のことを男子学生の一人だと認識している可能性があることがわかる。
もちろん、世津子が国枝助教を男だと考えている根拠はこれだけではない。
この画像を見て欲しい。
これは世津子が呉さんと川端に質問をしているシーン。
奥の水色のシャツを着たのが呉さんである。
そして、手前を歩く紫色のシャツを着た人物。顔は映っていないが、明らかに女性だ。
このことから、世津子はこの人物と呉さんとのふたりを女性と認識していると考えられる。
しかし、犀川研には女性は二名である。
もし、本当に三名いるのであれば、世津子の間違いを萌絵は指摘するはずだ(きっとドヤ顔で)。
それではこの人物は一体誰なのか……。
ネタバレ記事を読んでいる人なら当然わかるだろうし、そもそも髪型で判別できると思うが、この人影は真賀田未来である。
さらに、既に前回解説したとおり、真賀田研究所にやってきた真賀田未来こそが、本物の真賀田四季であり、この研究所での事件の真犯人だ。
つまり、このシーン、冒頭でさらっと流されているが、実は真犯人がまんまと島から脱出する決定的瞬間なのだ。
犀川先生も、当然萌絵も、警察も、まだこのことには気づいていない。
次回以降、どうやってこれに対処するのか。それはアニメ本編を見てもらうことにしよう。
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閉会式

・すべてがFになる1「”BとDが孤独”の意味」
・すべてがFになる2&3「犯人のヒント」
・すべてがFになる4「テレビの用途」
・すべてがFになる5&6「犯人暴露」
・すべてがFになる9「”女性が2人”の伏線」
・すべてがFになるの続編制作の可能性を予想してみた
・すべてがFになる1-1「原作のどこまでアニメ化?」
・すべてがFになる1-2「”7が孤独”の意味」
・すべてがFになる2-1「登場人物と原作改変箇所の紹介」
・すべてがFになる2-2「真賀田四季と西之園萌絵の対比演出」
・すべてがFになる3「語り手について」
・すべてがFになる4-1「キャラの反応が原作と違う理由」
・すべてがFになる4-2「四季の他の人格について」
・すべてがFになる5「四季の腕と足について」
・すべてがFになる6「15という数字」
・すべてがFになる7-1「水谷や島田の原作との相違点」
・すべてがFになる7-2「未来との会話の注目点」
・すべてがFになる8「ミチルの役割」
・すべてがFになる9-1「原作との違いと儀同世津子」
・すべてがFになる9-2「プログラマー視点の疑問点」
・すべてがFになる10「タイトルの意味」
・すべてがFになる11-1「国枝の質問」
・すべてがFになる11-2「真賀田四季の犀川評」
・すべてがFになるの放送日時とクール数情報





次回は謎の多くが解明されるだろう。



→終物語が3倍面白くなる記事

→鉄血のオルフェンズが3倍面白くなる記事

→コンクリート・レボルティオが3倍面白くなる記事

→櫻子さんの足下には~が3倍面白くなる記事
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コメント
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よく考えたらオープニングで四季とおぼしき女性が分身して踊ってますね
これも伏線だったのかな?
横からすいません。
多分伏線かと。
そして、犀川と萌絵が捕まえようとしても絶対に捕まらないのも伏線かと。
おふたりとも、コメントありがとうございます。
OP映像について、真賀田四季が一方的に萌絵と犀川を翻弄する、というところはまさに「僕らにかなうわけがない。最初から勝負になっていない」という犀川先生の言葉通りですね。
どれくらい内容が本編に関わりあるか、というと、いくらでも深読みできてしまいそうですが……。
もしかすると、犀川先生の好きな「意味のないのが高級」パターンかもしれません。
話数が進むごとに映像にエフェクトが追加されるのも何かの意味があるのかもしれませんね。
私にはさっぱりなのですが……(大石陽)