すべてがFになるアニメ第2話&第3話をネタバレ解説!犯人のヒント

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大石陽
大石陽通常
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さてと、例によって例のごとく、またネタバレ解説をするよ。
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とはいえ、アニメの方はやっと事件が起こったばかりのところ。
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そして、推理が始まったかと思えば起こる第二の事件……。
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あまり興ざめにならない程度に解説をしていこう。
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もちろん、この解説にはシリーズのネタバレ要素を含んでいる。
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『すべてがFになる』にかぎらず、S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズなどに関するネタバレを見たくない、という人は読み進めないことをオススメする。
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そうでない人は、ごゆっくりどうぞ。

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『すべてがFになる』のアニメ第2話『蒼色の邂逅』・第3話『赤い魔法』をネタバレ解説&考察

語られていないこと

すべてがFになる モニタ越しの真賀田四季
アニメは第2話のラストでようやく話が動き始めた。

回想シーンで登場する真賀田四季も、一気に「15年前の事件」まであと1年足らずの13歳となった。

ここで、原作既読者は気づいていると思うが、アニメでは一切語られていない情報がある。

それは、真賀田四季が多重人格者である、ということだ。

原作では、真賀田四季が「7は孤独」の話をする前に、すでに萌絵に対して「私の中に別の人格がいる」「ずっとお話をしているんですもの。もう、ずっとよ」と発言している。

このことは真賀田研究所では周知の事実であり、山根副所長も「それは私も知っています。真賀田女史は、多重人格者です」と船上で萌絵に答えている。

また、そのときの発言によると、15年前の事件で有罪判決を受けなかったのも、主治医がそのように診断を下したからであるという。

ただし、山根副所長は、「多重人格なんて本当は信じていません。あれは、単に、女史の気まぐれだと思っています」とも発言しているので、信じているかは人によるのだろう。

真賀田四季が複数の人格を持つことは、『四季 春』および『四季 夏』では非常に重要な意味を持っている……、というか、『春』では別人格が語り手を務めるほどだ。

この情報は、単に物語上の衝撃的な事実として暴露するために伏せてあるのか、それともアニメ版は多重人格者ではないという設定なのか、それはわからないが、仮に後者だとすれば、真賀田四季の描かれ方にも違いが出てくるだろう。

もしかすると、原作準拠にしすぎると、真賀田四季があまりにも超越的すぎて、この事件だけでは手に負えない、と判断したのかもしれない。

実際、S&Mシリーズ、Gシリーズ、Xシリーズあたりは、前編真賀田四季の影響が及んでいるほどである。(もちろん関与しない話自体はあるが)

この『すべてがFになる』も、四季がどう描き出されるか、それが大きなポイントになるのは間違いない。

特に四季シリーズの要素も組み込んでいるとなればなおさらだ。

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犯人は誰なのか?

すべてがFになる 並んで考える犀川と萌絵

さて、第一の事件と第二の事件、特に第一の事件についての情報は、かなり揃ってきていると言える。

いくらネタバレ解説とはいえ、「犯人はこいつです」と書くのではいかにも興ざめだ。

そこで、現段階の情報をもとに伏線の整理をしておきたいと思う。

もちろん、次回は真賀田四季の部屋の捜索がある(予告より)ので、そこで追加の情報が出てくるのであるが、この時点での情報をまず組み立ててみよう。

1.犯行は少なくとも数日前

2.予め、このときのためにRedMagicに細工が加えてあった

3.真賀田四季の両手両足は切断され、P1に乗せられていた

4.真賀田四季を乗せたP1は、部屋から出てどこかに向かおうとしていた
 (しかし、デボラのシステムリセットをかけられたことにより、廊下の途中で停止した)

5.部屋の出入りは警備員と監視カメラにより見張られており、人の出入りはない

6.電話もメールも遮断され、外部と通信できない状態となっている(2の影響)

7.ヘリでのアクセス、および、ヘリの無線で助けを呼ぶことは可能であった
(しかし新藤所長が第二の犠牲者となり、ヘリは使えなくなった)

ざっと並べるとこんなところだろうか。

このシチュエイション、多くの人は「密室もの」そして、「館もの」のミステリィを思い起こしたのではないかと思う。

特に序盤の森博嗣作品には、密室のシチュエイションが多く、本人としても何か意識するところがあったのかもしれない。

さて、これらの情報を一つ一つ見ていこう。

1.犯行は少なくとも数日前

萌絵が臭いに気づいたように、実際に犯行が行われてから数日が経過している。

そして、この島には人の出入りがない。つまり、犯人は研究所の誰か、ということになる。

2.予め、このときのためにRedMagicに細工が加えてあった

犀川先生は、システムの暴走が予め仕組まれていたものであると推理した。

となると、容疑者はプログラムに関する知識のある人物で、かつ研究所のシステムに関与できる立場だ。

さらに言えば、細工に気づかれないほど腕がよく、信頼されていないといけない。

3.真賀田四季の両手両足は切断され、P1に乗せられていた

この項目についての疑問点はふたつある。

「なぜ両手両足を切断したのか」

「なぜP1に乗せたのか」

である。後者については次の項目で合わせて扱う。

では、なぜ手足を切断する必要があったのか?

萌絵はウェディングドレスを着せるためという仮説を述べたが、今度はウェディングドレス姿である意味が不明となってしまう。

しかし、「腕または脚が目的の邪魔になったため」という論の立て方自体はさすがは萌絵という感じである。

また、「なんらかの目的で腕または脚が必要であった」という考え方もできるだろう。

人間の手足を切断するというのは大仕事だ。だから、そこには必ず目的があるのである。

4.真賀田四季を乗せたP1は、部屋から出てどこかに向かおうとしていた
 (しかし、デボラのシステムリセットをかけられたことにより、廊下の途中で停止した)

真賀田四季の部屋との出入りは、常に警備員に監視されている。

つまり、この方法では、即座に発見されるということだ。

逆に言えば、必ずP1に注目を集めることができる、ということでもある。

今回は山根副所長がリセットしたが、仮に副所長がいなくとも、物理的に止められればどうしようもない。

となると、目的はP1に注目を集めている短時間の間に、何かをすることであると考えてもよいだろう。

5.部屋の出入りは警備員と監視カメラにより見張られており、人の出入りはない

つまり、犯人には部屋に入る手段がないということである。

そうなると、考えられるのは

「犯人は中に入っていない」

「犯人は最初から中にいた」

「犯人は存在しない」

の3つくらいだろう。

6.電話もメールも遮断され、外部と通信できない状態となっている(2の影響)

通信を遮断した目的として、一番有り得そうなのは警察の介入を防ぐことだろう。

外界との通信を絶たれた孤島、というのはよくあるシチュエイションである。

しかし、既に目的を果たしているのであれば、あとは脱出するだけであり、あまり介入を引き延ばす理由はない。

つまり、犯人は

「まだ島でやるべきことが残っている」

「島を離れられない理由がある」

といった理由が考えられる。

7.ヘリでのアクセス、および、ヘリの無線で助けを呼ぶことは可能であった
(しかし新藤所長が第二の犠牲者となり、ヘリは使えなくなった)

さて、ヘリを使えば外界との連絡は可能である。

が、周到に準備をしていた犯人が、こんな単純なところを見逃すとは考えにくい。

となると、新藤所長になんらかの影響を及ぼせる人物、関係が深い人物が怪しい、ということになるだろう。

あるいは、新藤所長ももともと犯人の一味であるという可能性もある。

これらの点について、皆さんはどう思っただろうか。

「真賀田四季が犠牲者でなければ一番怪しかった」、そう思ったのではないだろうか?

以上の点を踏まえて、少し違う話をしよう。

13歳の真賀田四季

すべてがFになる 観覧車に乗る清二と四季

3話ラスト付近に再び挟まれる真賀田四季のシーン。

語りの声から、相手の男性は新藤清二である、ということは既に言っている。

その上で、今回の「子孫を残す」ことについての発言、上着を脱いで隣に座る四季。

これはもちろんただの比喩ではない、ふたりの間には子供がいるのである。

しかし、もちろんそのようなことは世間には知られていない。

そして、15年間世間から隔離されて生活できる環境も存在する。

真賀田研究所の、真賀田四季の部屋である。

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閉会式

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さて、今回はここまで。
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「あれ? もう終わりなの?」と思った人もいるかもしれない。
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もちろん、この記事で書いた内容が、このアニメの謎の全てというわけではない。
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この記事の内容を踏まえてアニメを見れば、いろいろ気付く点もあるだろう。
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ぜひ、そういう視点で今後もこの作品を楽しんでもらえれば、と思う。
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もちろん、これからも折を見てネタバレ記事は書かせてもらおうと思っている。
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そういうわけで、また次回、よろしく。
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コメント

    • 匿名
    • 2015年 10月 28日

    原作未読者ですが、月並に、妹犯人説を推します。
    英語しか使えない設定でボロを出さないようにしてるんではないかと

    あるいは、七は孤独説の女性もウェディングドレスの女性もともに妹で、本物が妹に化けてる説も。

    しかし被害者のほうがインパクトあるミステリてすごいですね。興味湧きました

    • アニゴエBOSS
      • アニゴエBOSS
      • 2015年 10月 29日

      コメントありがとうございます!

      真賀田四季は、この一作だけでなく、複数シリーズにわたってその業績や過去、影響力が見え隠れする、ある意味影の主役と言っていいほどの重要人物です。

      興味を持ったらぜひS&Mシリーズと四季シリーズを……、と言いたいのですが、実は四季シリーズはVシリーズの内容を踏まえているので、こちらも読まないとわかりにくいかもしれないですね。

      オススメは
      S&Mシリーズ → Vシリーズ → 四季シリーズ
      の順です。

      問題があるとすれば、短編集を含まなくても全部で24冊あるということですね……。(大石陽)

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