
今回の会議参加者
いかあくま | たかし |
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考察者 | 初心者 |






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「私がお嫁に行く前に」考察
鴻上さん家の家庭事情
い:前にも話したけど、鴻上さんのお父さんはお店をやっていて忙しい。
んで、お父さんの兄か弟が借金を作って蒸発。金銭面では鴻上さんのお父さんが負担して、金銭面でちょっと大変らしい。
そして間が悪いことにおじいちゃんが認知症になってしまい、介護が必要に。
その介護をすべておばあちゃんが担当しており、第三話に事故でなくなったため、鴻上さんとお母さんが介護を引き継いだとのこと。
た:へビィな話だねぇ……
い:ちなみに、話に出てくるおばあちゃんは父方で、母方の叔母は別の話ででてくる。
というよりも本来、櫻子さんは直前の話が冒頭でちらっと出てくることが多い。
「私がお嫁に行く前に」はその叔母さんの話の直後なので、その叔母さんのその後が冒頭で出てくる。。
「お祖母ちゃんのプリン」は本来、ヘクター登場の次の回だったりする。
た:アニメでは順番が崩れてるので、前回の話題とか出てこないねぇ
鴻上さんと櫻子さんについて
た:んー、今回、櫻子さんの描写が原作とアニメでずいぶんちがうなーと思った。
い:言ってることはそれほど変わらないんだけど、アニメだと省略されちゃってる台詞が多いね。
「だが、そんなに悲観することはない。正しい答えが分かる人間はもう一人だけいる。」
「時が来れば君がそれを見つけることができるのではないかと櫻子さん。幸い、君が嫁に行くまでにはまだ時間があるだろう」
みたいな盛り上がる台詞が欠けちゃってるのがどうもねぇ……
た:あとアニメ版だとそれらの愛情について「私に言わせればくだらない感傷だ」って切り捨ててるのもちょっとね。
い:原作にいない正太郎をわざわざ連れて行くからこういうことになる。
どーもアニメだと原作の魅力を削り取ってる気がしてならない。
た:なんだかねぇ……まぁでも、鴻上さんの「フフン!」な顔はよかったよ!
い:あれがやりたかっただけの可能性が……?
鴻上さんは「いい子を演じてる」?
た:お祖父ちゃん、お祖母ちゃんのところに遊びにいくとさー。
やっぱり求められる子供像ってのはあるじゃん?
い:んー、まぁ僕は猫だから別にそう思わないけどさー。
まぁでも、求められた役割を果たさなきゃ、というのは人間関係ではよくあるよね。
環境が人を作る、という話もあるし、場の雰囲気を壊さないために、というのもあるし。
た:夏と冬だけ会うだけだしさー、それなりにいい子を演じたくなっちゃうのは分かるんだよねー。
い:それを「演じる」って捕らえるか、「優しさ」って捕らえるかは難しいところだね。
自然体でそれが出来ちゃう人もいるし、無理して演じなきゃいけない人もいるし。
お祖父ちゃんお祖母ちゃんが喜んでくれればそれでいいとは思うけど。
た:ぶっちゃけ、お年玉やお小遣いに対する後ろめたさという説も……
この話の読後感ポイントについて
い:今回の話は、原作だと櫻子さんが梅の絵を貰ったって話で終わるんだけどさ、
なんでこれ省略したんだろ……後半は”ばあや”がメインなのに。
た:北海道では桜と梅が同時に咲くんだね。
でもほら、原作にない絵があったらまた厄介な台詞が出てきたり……
い:数少ないばあやメイン話なだけに、この省略改変は残念だった。
正太郎の出番を削ってでも、このエピソードはちゃんと描いてほしかった。
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「おばあちゃんのプリン」考察
櫻子さんとばあやはなんで正太郎のことを笑っていた?
た:最初、ずぶ濡れなのを笑ってたのかなーと思ったんだけど、そのまま椅子に座ってるし、別に濡れてたりしないから違うぽいね。
い:これ分かりにくかったよね。
原作を読むと分かるんだけど、正太郎が着てた服は、櫻子さんの婚約者こと在原さんの服なんだよね。
んで、丈がちっともあってなくて大爆笑って感じ。
た:わかんないよそんなの!
い:九条家に男物の服がある理由を説明してないし、なぜかケーキの箱を持ってるし、下テロップで足の丈が余ってるのが分からないし……
解説がないと分からないシーンだったね……
た:アニメだと徹底的に在原さんの存在が描かれてないけど、原作ではどうなの?
い:仕事で櫻子さんと一緒にいくはずのイベントに行けなくなったりして、その代理で正太郎がいくパターンが多い。
ちなみにずっと話題に出してる薔子さんはこの在原さんの叔母さんね。
原作では正太郎や櫻子さんと電話で話している描写はあるけど、直接登場したこともないし、台詞もない。
登場キャラクターというよりも舞台装置って感じなんだよね。
た:お、おう……
正太郎家の家庭事情
い:原作だと、正太郎の知識や経験はだいたいお祖父ちゃんから教えてもらった事になってる。
第二話で披露した柔道の腕前や、山登りの知識、あとジャズや釣りや料理。
た:すげぇw っていうかお祖父ちゃんすげぇw
い:櫻子さんも原作でそういう感想を言ってるんだけど、正太郎のおじいちゃんは三人いるんだよ。
シェフでジャズ通のお祖父ちゃん。
釣りと登山が趣味のお祖父ちゃん。
柔道家のお祖父ちゃん。
た:???
い:父方と母方、あとお母さんが再婚してできたお父さん方。
当然、正太郎くんとは血のつながりがないんだけど、可愛がってくれてるらしいよ。
た:んー、まぁ正太郎くんまで完璧超人化しちゃったらなんだからね……
ある程度、高校生がそういう知識を持ってることのエクスキューズのための設定なのかな?
い:ちなみに、正太郎くんには血がつながらないお兄ちゃんが居る。
つまり、新しいお父さんのほうの連れ子だね。こっちもぜんぜん出てこないけど。
た:今回お墓参りにいったのはどのお祖母ちゃん?
い:母方。つまりお母さんのお母さんだね。
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閉会式
・櫻子さんの続編の有無を予想してみた
・櫻子さん1「原作との相違点」
・櫻子さん2-1「原作との相違点」
・櫻子さん2-2「そうたろうって誰?」
・櫻子さん3-1「原作との相違点」
・櫻子さん3-2「鴻上さんの性格改変について」
・櫻子さん4-1「原作との相違点」
・櫻子さん4-2「犯人予想」
・櫻子さん5-1「原作との相違点」
・櫻子さん5-2「推理反省会」
・櫻子さん6-1「原作との相違点」
・櫻子さん6-2「鴻上と磯崎先生の関係性」
・櫻子さん7-1「原作との相違点」
・櫻子さん7-2「佐々木先生とアルナの謎」
・櫻子さん8-1「原作との相違点」
・櫻子さん8-2「櫻子さんが骨に興味を持ち始めた理由」
・櫻子さん9-1「原作との相違点+プリン販売店」
・櫻子さん9-2「櫻子さんとばあやが爆笑した理由」
・櫻子さん10-1「原作との相違点」
・櫻子さん10-2「三姉妹と先生」
・櫻子さん11-1「原作との相違点」
・櫻子さん11-2「三姉妹事件まとめ」
・櫻子さん12-1「原作との相違点」
・櫻子さん12-2「原作厨による櫻子さんアニメの総括と感想」
・櫻子さんネタバレ「”蝶々”や登場人物について(ネタバレ注意)」
・櫻子さん終盤ネタバレ「”先生”や”そうたろう”について(ネタバレ注意)」
・櫻子さん終盤ネタバレ2「花房について(ネタバレ注意)」
・櫻子さんの放送日時とクール数情報








→終物語が3倍面白くなる記事

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→すべてがFになるが3倍面白くなる記事

→コンクリート・レボルティオが3倍面白くなる記事
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コメント
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櫻子さんの記事、ネタバレ記事以外は全て読ませていただきました。
アニメ櫻子さん大好きなのですが、ミステリなのでネタバレは避けようと原作未読のままだったので、原作との相違点をこうして比較してくださってありがたく、とても面白かったです。
アニメ版は原作櫻子さんの魅力を削ってしまっているというのは、一理あると思いますが、原作から削られているところ、改変されているところに、アニメスタッフがこの作品をどう捉えているかが表れているのではないでしょうか?
1話の山路巡査による事件の顛末の報告が無かったことなどは、改変されていると知らない私でも変わった演出だなと思いましたが、推理によって故人の過去を『解釈』することがこの作品のスタンスであり、真実の究明は二の次三の次なんだろうと2話、3話を見て思いました。
7、8話で、『真実はいつも一つとは限らない』というテーマがあったかと思いますが、二面性というのはアニメ版櫻子さんに一貫して描かれているパーソナリティで、1話の『櫻子さんは生きている人間的に興味がない』という独白は正太郎の思い込みと櫻子さんの嘘であろうことが、これまでのお話で原作未読者にも分かる範囲で表現されてきました。
鴻上さんの描写不足や梅の絵はもったいない省略ですが、1話で骨を盗もうとしたことは、原作櫻子さんの印象を歪めたのかもしれませんが、正太郎が信頼している櫻子さんを疑う余地にも思えました。
文化祭での正太郎や鴻上さんの言葉に、櫻子さんは嘘を吐かなかった(無言でしたが)のに、猫の骨に関しては明確に嘘を吐いたのも、『感情的で愚かな人間』であることを頑に拒む櫻子さんの心の強調になっていて、OPや9話のラスト、ばあやとの会話から分かるように、正太郎をなくなった弟と重ねてはいけないという戒めとも取れます。
そして、櫻子さんのことを正太郎が自発的に理解しようとすることは、距離を詰めたということで、これまで櫻子さんが正太郎に引いてきた一線を、櫻子さんが『まるで感傷的で愚かな人間と同じじゃないか』と認めたことで、わずかに越える形になりました。
8話が櫻子さんのルーツとも言うべきお話なので、そのあとの9話なのですから、正太郎のルーツに重きを置く話なのでしょう。
9話は、誰かのことを思って吐いた嘘を完全な嘘としてしまうのか、というところに人間的な情緒があったと思います。
着せ替え人形のエピソードは、櫻子さんと正太郎の関係性をも示唆する意味がアニメ版では付与されていると私は思うので、そこに正太郎がいる意味があります。
原作では鴻上さんと櫻子さん二人だけの会話を直接その場で聞いているのは、この記事にも書かれている通り、『くだらない感傷』だと切り捨てている櫻子さん、そして『くだらないから意味がある』と返す正太郎のやりとりのためでしょう。
8話がなかったら、この言葉は出てこなかったと思います。
正太郎は櫻子さんの二面性、優しい嘘をもう見抜いているのでは?
そうした正太郎の成長も描いているのが9話だと思います。
未完の小説をアニメ化しているので、本来の終わりではないところにクライマックスを持ってこなければならないという演出上の都合を考えれば、作品全体のフォーマットは、正太郎が先入観や思い込みを捨てて櫻子さんを理解していく物語であるため、正太郎の理解が遅く見えてしまうんでしょうね。
設定上は出来る子に見えるのに、推理になるとポンコツなところや、櫻子さんの行動を理解出来ていないところが、視聴者には『うるさい子供』に見えてしまうのは、正太郎というキャラクターの難しさですね。
>>櫻子さんの記事、ネタバレ記事以外は全て読ませていただきました。
>>アニメ櫻子さん大好きなのですが、ミステリなのでネタバレは避けようと原作未読のままだったので、原作との相違点をこうして比較してくださってありがたく、とても面白かったです。
コメントありがとうございます!
原作との比較は今作の考察テーマでしたのでとても嬉しいお言葉です!
現時点ですと第三巻「雨と九月と君の嘘」がアニメですべて消化済みなので、そこからでも読んでみてはいかがでしょうか?
>>アニメ版は原作櫻子さんの魅力を削ってしまっているというのは、一理あると思いますが、原作から削られているところ、改変されているところに、アニメスタッフがこの作品をどう捉えているかが表れているのではないでしょうか?
>>1話の山路巡査による事件の顛末の報告が無かったことなどは、改変されていると知らない私でも変わった演出だなと思いましたが、推理によって故人の過去を『解釈』することがこの作品のスタンスであり、真実の究明は二の次三の次なんだろうと2話、3話を見て思いました。
なるほど。原作では正太郎くんの台詞で、「真実は骨に似てグロテスクだ」というような発言があります。
グロテスクで、暴いても誰も得をしないような醜悪な真実が世の中にはたくさんあるという意味です。
実際に薔子さんの関わる最初の事件はそういうテーマだったりするので、やらないのが本当に残念でならないです。
>>7、8話で、『真実はいつも一つとは限らない』というテーマがあったかと思いますが、二面性というのはアニメ版櫻子さんに一貫して描かれているパーソナリティで、1話の『櫻子さんは生きている人間的に興味がない』という独白は正太郎の思い込みと櫻子さんの嘘であろうことが、これまでのお話で原作未読者にも分かる範囲で表現されてきました。
特に2話では文字通り命掛けで幼児の命を救った櫻子さんについて、その通りだと思います。
生きている人間に興味がないというのは正太郎が見た偏見だというのはその通りだと思います。
>>鴻上さんの描写不足や梅の絵はもったいない省略ですが、1話で骨を盗もうとしたことは、原作櫻子さんの印象を歪めたのかもしれませんが、正太郎が信頼している櫻子さんを疑う余地にも思えました。
であるならば、せめて1話の回想を数秒だけでも入れてほしかったですね。
作画的にも手間的にも時間的にも難しくないはずなので、それがあれば評価がちがったなぁと悔やまれますね。
>>文化祭での正太郎や鴻上さんの言葉に、櫻子さんは嘘を吐かなかった(無言でしたが)のに、猫の骨に関しては明確に嘘を吐いたのも、『感情的で愚かな人間』であることを頑に拒む櫻子さんの心の強調になっていて、OPや9話のラスト、ばあやとの会話から分かるように、正太郎をなくなった弟と重ねてはいけないという戒めとも取れます。
>>そして、櫻子さんのことを正太郎が自発的に理解しようとすることは、距離を詰めたということで、これまで櫻子さんが正太郎に引いてきた一線を、櫻子さんが『まるで感傷的で愚かな人間と同じじゃないか』と認めたことで、わずかに越える形になりました。
鋭いご指摘ですね。ネタバレですが実際に、このあとある時点で櫻子さんは正太郎の訪問を拒否するようになります。
あるとしたら次期のエピソードになるかと思いますが、是非とも五味さんにご覧いただきたいところです。
>>8話が櫻子さんのルーツとも言うべきお話なので、そのあとの9話なのですから、正太郎のルーツに重きを置く話なのでしょう。
>>9話は、誰かのことを思って吐いた嘘を完全な嘘としてしまうのか、というところに人間的な情緒があったと思います。
そして、鴻上さんのルーツでもあります。
次の話には鴻上さんが出てこないエピソードなのですが、アニメでは出すのだろうと私は確信しています。
次の事件とかかわりが深い磯崎先生とフラグを立ててるのもそれを証拠付けています。
>>着せ替え人形のエピソードは、櫻子さんと正太郎の関係性をも示唆する意味がアニメ版では付与されていると私は思うので、そこに正太郎がいる意味があります。
>>原作では鴻上さんと櫻子さん二人だけの会話を直接その場で聞いているのは、この記事にも書かれている通り、『くだらない感傷』だと切り捨てている櫻子さん、そして『くだらないから意味がある』と返す正太郎のやりとりのためでしょう。
>>8話がなかったら、この言葉は出てこなかったと思います。
>>正太郎は櫻子さんの二面性、優しい嘘をもう見抜いているのでは?
>>そうした正太郎の成長も描いているのが9話だと思います。
在原さんの服を着せてる、と言う点で少しの邪推が入ってしまいそうですが、それでもよい考察だと思います。
価値観の全く異なるはずの二人で、7,8話では関係に亀裂が入ってしまいそうなエピソードでしたが、最終的にまともな関係に戻れるあたりに、二人の相性の良さを感じますね。
ただ、もしこの「優しい嘘」についてのテーマを生かすのであれば、9話のエピソードはもう少し前に持ってきたほうが良かったかなーとも思いました。
>>未完の小説をアニメ化しているので、本来の終わりではないところにクライマックスを持ってこなければならないという演出上の都合を考えれば、作品全体のフォーマットは、正太郎が先入観や思い込みを捨てて櫻子さんを理解していく物語であるため、正太郎の理解が遅く見えてしまうんでしょうね。
>>設定上は出来る子に見えるのに、推理になるとポンコツなところや、櫻子さんの行動を理解出来ていないところが、視聴者には『うるさい子供』に見えてしまうのは、正太郎というキャラクターの難しさですね。
実はアニメでは、ポンコツ部分を磯崎先生や鴻上さんや内海さんに担当させていたりします。
原作ではもっとポンコツ……といっても、ワトソン役の宿命なのでこれは仕方ないかなと思います。
正太郎くんの最大の魅力は郷土である旭川への愛だと個人的に考えます。
もっと北海道の魅力を正太郎君に語らせてあげてもよかったんじゃないかなーと思います。Cパートなりミニコーナーなり。。。(いかあくま)
丁寧にお答えいただきありがとうございます。
割と原作から改変しているみたいなので、やはり一度原作を読んだ方がいいですね、私自身全くミステリ小説を読まないので、ネタバレを気にする意味もなかったなと今更思いましたw
私にとってこの作品の魅力は日常芝居の上手さや演出、哲学的なテーマにあるので、読まなかったのはちょっともったいなかったです。
いかあくまさんの記事からも原作の良さが伝わってくるので、読んでみようと思います
>>そして、鴻上さんのルーツでもあります。
鴻上さんは好きなキャラなのですが、作品にとって重要なキャラなのでしょうか?
基本的に櫻子さんと正太郎のお話のように捉えてしまっているのですが、鴻上さんは櫻子さんにとってどんな存在なのか気になります。
あれだけ心を許して、欺きたくないとまで言わせるのだから、軽い存在ではないのでしょうが、おばあちゃん繋がりなのでしょうか?
何回も見ているのにこれだけ分からないところがあるのですから、やはり原作を読むべきなのでしょうねw
>>ただ、もしこの「優しい嘘」についてのテーマを生かすのであれば、9話のエピソードはもう少し前に持ってきたほうが良かったかなーとも思いました。
私的には、9話がお話として生きたのは最低でも1〜3話と7、8話で櫻子さんの裏の顔(感情的で愚かな方)を見せていたからだと思うので、9話がこの順番になったのはむしろ最速かもしれません。
『おばあちゃんのプリン』はヘクター関係ないので4、5話は飛ばせたかもしれませんが、自サツしようとした藤岡に激昂する櫻子さんの倫理観が見れた回でもありますし、なにより蝶の男の伏線でもありますから、やはりこれも早くやっておくべき回でしょうね。
蝶の男はおそらく推理小説としてのラスボスなのでしょうから、伏線回収をしないといけませんし、櫻子さん自身が過去に向き合うという一人の人間としての試練も描くのなら、正太郎がここまで櫻子さんのことを理解出来ないでいたのは演出上の都合なのかもしれませんね。
>>原作ではもっとポンコツ……といっても、ワトソン役の宿命なのでこれは仕方ないかなと思います。
>>正太郎くんの最大の魅力は郷土である旭川への愛だと個人的に考えます。
だとすると、アニメの正太郎は少ししっかりし過ぎなのでしょうか?
個人的には、1話で甘エビに大はしゃぎしていた正太郎が一番魅力的に見えたので、もっと子供らしい感じにポンコツ具合全開でいった方が、視聴者の受けは良かったのかもと思います。
Twitterを見ていると、自分で櫻子さんの保護者とか言ってしまう割に櫻子さんのことを理解できていない、という部分が出しゃばり過ぎでうざいと思われているみたいなので、本来ならそういう正太郎の勘違いっぷりも愛すべきポンコツ具合なのでしょうが、いまいち視聴者が正太郎に興味を持ちづらい演出になってしまっているのは可哀想ですね。
また長くなってしまいましたが、これからもいかあくまさんの考察&解説記事を楽しみにしています!