すべてがFになるアニメ第7話を解説&考察!真賀田未来との会話

すべてがFになる7話 考察
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大石陽 たかし
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『すべてがFになる』のアニメ第7話を解説&考察(2)

原作との違い・不思議なVRマシン

:サービスシーンその2のシーンだね。

:きみ、好きだね、サービスシーン。

:男なら誰だって好きだよ!

:そんなことを言って、抗議が来ても私は回答しないぞ。

:じゃあ、訂正するよ。

人類なら誰だって好きだよ!

:(対象が拡大した……)

さて、原作でもバーチャルリアリティ的なものは存在するが、このマシンと比べればまさに隔世の感がある。

原作では、右腕にグローブをつけ、ヘッドアップディスプレイをかぶり、シートに座る。

その中で、人は仮想のカートに乗り、走ったり曲がったりするとその動きを検知してシートが動き、まるでGを感じているかのように重力のかかる方向を変化させる。

操作はグローブをつけた右腕で行い、画面のボタンを触れたりすれば操作ができる。

アクセスするのは共通の空間で、他の所員と話をしたり、VRカートの世界に呼び出すメッセージを出したりできる。

:すごいけど……、普通にありそうだね。

:だから変わったのさ。

原作は1995年の年末頃に書かれている。

:ちょうど20年くらい前だね。

:ゲーム機ならセガサターンやプレイステーションが出た年の翌年、バーチャルボーイ発売の年だ。

:バーチャルボーイって?

:ううん……、いや、それは知らなくていいよ。うん。

とにかく、その時代からすれば、十分オーバテクノロジだったんだ。

個人が簡単にVR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augmented Reality:強化現実)を楽しめるなんてつい最近になってからさ。

だからこそ、アニメでは現代から見てオーバテクノロジとなるように、あんなマシンを出したんだろう。

:水の入ったカプセルみたいな感じだったね。

:うん。

あのデザインは、アイソレーションタンクを意識しているんだと思うな。

ちょっとこの画像を見てほしい。

すべてがFになる i-sopod

:あ、これこれ、こんな感じ。

:これは、アメリカのi-sopodという会社が製造しているものだ。

アイソレーションタンクというのは、同じくアメリカのジョン・カニンガム・リリー博士が考案したもので、人間の感覚を遮断することを目的としている。

:感覚を遮断? それで何をするの?

:リリー博士のテーマは、人間の意識と現実への認識だった。

無感覚状態に置くことで、肉体からの刺激がなくなり、純粋な精神活動が観測できるのではないかと考えたわけだね。

リリー博士や、同じような実験をした人たちの報告によると、感覚を遮断された人は「変性意識状態」と呼ばれる状態となったという。

:あ、その言葉聞いたことあるよ。

:へえ、どこで?

:蒼穹のファフナーで。

:あそう……。

ええと、そうそう、それで、変性意識状態になると、至福感や宇宙との一体感、自分の身体が外界と一体となるような感覚を覚えたという。

トランス状態や、一種の薬ぶつを使用した状態もこの変性意識状態の一種だね。

リリー博士は、その後イルカとのコミュニケーションを試みてイルカに言葉を教えようとしたり、麻酔薬のケタミンを用いた実験も行っている。

結構ヒッピー文化にも影響を与えたらしいけど、さすがに私もその年代のことは詳しく知らないな。

:それがこのアニメと関係あるの?

:あるある、あるとも。

VR体験の最後の方に、「ミチル」を名乗る人物が現れただろう?

:ああ、いたね。

:真賀田四季が語った、人々が顔を合わせることなく、コンピュータを通してコミュニケーションを取る未来。

会いたいと考えれば会える、「ミチル」の考える世界。

そして、真賀田未来が語った過去の四季のエピソード……。

そうだね、先に未来のシーンの話をしよう。

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真賀田未来との会談

すべてがFになる 犀川と未来

:とはいっても……、アニメ版で新たに挿入されたこのシーン、重要なところは多くない。

:ほとんど、知らない、わからない、って話だったもんね。

:その中でも重要だったのが、さっきも言った過去の話だ。

肉体は精神の容れ物にすぎない、という四季の言葉。

人間の意識だけを愛していたようだという犀川の洞察。

:そっか……、それが、さっきのなんとか博士につながってくるんだ。

:リリー博士ね。

そう、肉体から切り離された意識。純粋な精神。

肉体活動を伴わない、精神活動だけの世界。それが真賀田四季の理想だったんだ。

真賀田研究所も、直接人が顔を合わせる必要はない、ただコンピュータがあればいい構造だった。

それを更に突き詰めたものを目指しているわけだね。

:そう考えると、あの「ミチル」ってやっぱり本当の……?

:それはこの先の展開でわかることさ。

あと、未来との会談で大事なポイントはもうひとつある。

:もうひとつ?

:それが、これだ。

すべてがFになる 真賀田未来の日記

:日記帳?

:そうだよ。

ピンとくるところはなかった?

:そんな鋭かったら、僕ひとりで解説・考察全部やってるよ。

:それはそうかもしれないけど……。

すべてがFになる 第一話の日記

:じゃあこれは?

:同じ日記帳だね。

あれ? でも第7話にこんなシーンあった?

:ないよ。

これは、第1話の一番最初……、新藤清二が語るシーンのものだ。

:え、っていうことは、この日記は所長の?

:偶然、ということは現実ではありえるんだけど……、こういうフィクションでは、現実とは逆に偶然ということはないだろうね。

同じものかもしれないし、違うものであったとしてもデザインが同じことには必ず意味がある。

:未来と所長が一緒だったのはヘリの中か……。

所長が未来さんに託したのかな……。

:ね、重要そうだろう?

とはいえ、ここで結論が出る話じゃないからね。

ただ、ここで未来が言った「いろんなことを忘れてしまわないように」という言葉は、何気ないけど意味がある。

それを踏まえて次に進もう。

萌絵と紫色のワンピース

すべてがFになる 幼少期の萌絵
:「ミチル」と出会った萌絵は、自分の過去を思い出させられる。

両親を失った日、自分は紫色のワンピースを着ていたこと。

本当は一人ではなく、その場に犀川先生がいたこと……。

ここで、以前の画像を見てみよう。

すべてがFになる 幼い萌絵、空港で

:このシーン、萌絵の背後を歩く人影があるよね。

:通行人かと思ってたけど……、じゃあ、実はこれが犀川先生?

:そう、大正解さ。

:言われてみれば雰囲気とか似てるなあ……。

:そして、過去を思い出した萌絵に投げかけられる「ミチル」の疑問。

「貴女は、大切な人を失ったのに、何故今まで生きてこられたんですか?」

私は、これは純粋に彼女の持っている疑問なのだと思っている。

:そう?

責めてるみたいに聞こえたけど……。

:まあ、そこは演出の意図だろうからね。

さて、ここからは私の意見が入ってくるんだけど……。

そこで重要なのが、忘れることだ。

萌絵はこの日のことを忘れていた。忘れるから生きていけるんだ。

普通なら人間はみんなそうだが、そうではない存在もいる。

:つまり、忘れられないということ?

:そう。

真賀田四季は天才で、忘れるということはない。

すべてのことを完全に覚えていることができる。

:でも、両親を平気で自分の手にかけたりしてるし、そんなヤワな性格じゃなさそうだけど……。

:それは、両親が四季にとって大切な人じゃなかったってだけさ。

四季が自分の中に複数の人格を持っている、というのは何度も出てきているよね。

四季は、未来の話に出てくるように、ずっと以前から、肉体は単なる容れ物で、意識こそが本物だと思っている。

そして、四季が自分の人格とするのは、身近な、既にこの世を去った兄や家政婦といった人たち……。

四季は、忘れることができないからこそ、失った大切な人を自分の中で生かしているんじゃないかな。

完全に失ってしまったら生きていけない……、そう考えているんだ。

:そうか……、だとすると、四季も結構普通というか、弱いところもあるんだね。

:半分以上は私の想像だからね。

やっぱり詳しいところは自分で原作を読んで考えて欲しいところかな。

:ほ、放送が終わったらね。

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閉会式

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というわけで、今回は以上だ。
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本編の割に解説が長いなあ。
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いろいろ語りたいことがあったからね。
まあ、リリー博士の研究については半分くらい余談だけど……。
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それ以外はだいたい四季の思想についての話だった気がするよ。
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重要なポイントだからね。
だからこそ、本編に過去の話を挿入しているんだ。
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次回はどんな話になるのかな?
推理は進むのかな?
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次回は『紫色の夜明け』。サイトの予告では「犀川は遂に事件解決の糸口をつかむ」らしいよ。
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そっか、楽しみだなあ!
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コメント

    • 名無しのジョジョ好き
    • 2015年 11月 30日

    こんにちは。
    未来の英語どう思われますか?
    一部では下手すぎとか言われてますけど、
    英語力の無い自分にはよくわかりません。
    叩かれるリスク犯してまで、あの会見シーン必要だったかな…

    • アニゴエBOSS
      • アニゴエBOSS
      • 2015年 12月 02日

      コメントありがとうございます。

      確かに、日本語が喋れなくなるほどアメリカで過ごした、という感じの英語ではないですね……。
      とはいえ、多分もうこのシーン以外で英語で会話することはないでしょうから、わざわざそのためにバイリンガルの声優を選ぶのももったいないですし、仕方ないといえば仕方ないです。
      一応、ちゃんと聞き取って判別できる英語ではありますし……。(大石陽)

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